御殿場の多重事故、容疑者は日常的に飲酒

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2日夜に静岡県御殿場市内の東名高速道路下り線で発生した飲酒運転トラックを起因とする多重衝突事故について、静岡県警は5日、このトラックを運転していた41歳の男が「仮眠を取るために飲酒を繰り返していた」と供述していたことを明らかにした。

静岡県警・高速隊によると、事故は2日の午後7時25分ごろ発生している。御殿場市神山付近の東名高速下り線で、事故渋滞のために発生していた車列に対して後続の大型トラックが追突。結果として車両9台が関係する多重衝突に発展した。この事故で4人が重傷、子供3人を含む10人が打撲や切傷などの軽傷を負っている。警察では追突したトラックを運転していた41歳の男を逮捕した。

その後の調べで、逮捕された男は「仮眠を取るため、サービスエリアに止めたトラックの中で飲酒をしていた」、「2年前ぐらいから日常的な習慣だった」と供述。ペットボトル入りの焼酎を常に運転席に置いていたことを大筋で認めた。事故当日は事故の約5時間前に神奈川県の海老名サービスエリアで飲酒。目が醒めた直後に運転を再開していたこともわかった。

警察では男に飲酒の常習性があったものとみており、こうした事実を勤務先の運送会社も把握していた可能性が高いとして、事故を起こした男だけではなく、法人としての会社を含めて立件できるかどうかの検討を急ぎたいとしている。

《石田真一》

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