【パナソニック春モデル】地上デジタル放送に特化した車載チューナー

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【パナソニック春モデル】地上デジタル放送に特化した車載チューナー
【パナソニック春モデル】地上デジタル放送に特化した車載チューナー 全 3 枚 拡大写真

パナソニックは昨年夏に車載用としては初めての地上デジタル用チューナー『DTV100』を発売しているが、この後継モデルにあたるのが『DTV20』だ。DTV100にはBSデジタルと110度CSデジタルチューナーも付いていたが、DTV20は地上デジタル放送専用機となる。

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DTV20は地上デジタル放送の12セグだけではなく、4月から本放送が始まり、モバイル機器などの移動体向けに提供される1セグ(ワンセグ)にも対応している。DTV100でワンセグの番組を試聴する場合にはSDカードによるバージョンアップが必要となるものの、今回発売されたDTV20は最初からワンセグに対応しており、購入直後からワンセグの番組を楽しむことができる。

ここで改めてワンセグの仕組みを説明しよう。地上デジタル放送は1チャンネルあたり13のセグメントに分割されている。このうち12セグメントが家庭用テレビなどの固定受信機向けに使われており、残る1セグメントが移動体向けとなる。

ワンセグは12セグのMPEG2方式よりも圧縮率が高いH.264方式を採用しており、画質や音声はハイクオリティな12セグと比べるまでもないが、電波の到達距離は12セグよりも長く、送信局から離れた場所や移動中でも安定受信できる可能性が高い。車載機で12セグを安定受信できる場所はまだまだ限られるが、1セグであれば視聴可能エリアは一気に広まる。

また、アナログ放送では目立つ粒状ノイズもデジタルでは出現しない。電波が途切れれば受信自体ができなくなるものの、電波が受信できている間はアナログよりも良好な画質を保持し続ける。最初から移動体向け提供を視野に入れているだけあって、このあたりは優れている。

《石田真一》

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