15日夕方、青森県深浦町内の国道101号で、道路を横断していた男性がクルマにはねられて死亡する事故が起きた。クルマはそのまま逃走したが、2時間後に現場へ戻ってきた57歳の女を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕している。
青森県警・鯵ケ沢署によると、事故が起きたのは15日の午後6時50分ごろ。深浦町松神中浜松付近の国道101号で、自宅前の道路を横断しようとしていた86歳の男性がクルマにはねられた。男性は頭を強打。近くの病院に収容されたが同日深夜に死亡している。
クルマはそのまま現場から走り去ったことから、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。逃走車両の行方を追っていたが、事故から約2時間後の午後9時前に同町内に住む57歳の女が現場に現れ、クルマに事故の痕跡があったことから職務質問したところ、事故に関与したことをほのめかすような供述を行ったことから緊急逮捕した。
女は取り調べに対して「石か何かに当たったような気はした」と供述しているが、一方で「それが人だとは思わなかった」として、ひき逃げ容疑は否認しているという。