自工会とJAF、シニアスクールとセーフティトレーニング開催

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日本自動車工業会は、日本自動車連盟(JAF)、全日本交通安全協会との共催で、普通運転免許を所持し運転歴1年以上のドライバーを対象にした参加体験型の一日安全運転実技講習会「JAMA&JAFシニアドライバーズスクール」と「JAMA&JAFセーフティトレーニング」を全国で開催する。

自工会は、2004年4月15日、「豊かなクルマ社会の実現に向けて」として交通安全に関する今後10年間の取り組みを公表した。この中で、重点項目の一つとして高齢者など、事故防止をあげており、講習会はその一環として、内容の更なる充実と開催機会の拡大を図っている。

JAMA&JAFシニアドライバーズスクールは、自分の運転特性と心身機能を再認識し、安全運転に役立ててもらうことを目的に、1996年度にスタート、今年度で11回目を迎える。対象は、高齢者の50歳以上の高齢移行期のドライバーで、過去に受講した総人数は延べ150会場で約3440人に達し、参加者からは「自分の反応の遅さに驚いた」、「自分の運転技術を過信していた」など自分の運転を見直す声が寄せられていると、している。

カリキュラムの内容は、クルマの点検・運転姿勢・車の死角確認・エアバッグ作動実験、滑りやすい路面でのブレーキ体験、交差点での安全な右折方法、見通しの悪い交差点の安全な通過方法など、高齢者の交通事故防止に有効なプログラムのほか、実技終了後にはインストラクターを交えた意見交換を行う。今年は5月3日の京都府をはじめとして、北海道から九州まで全国28会場で順次開催する。

さらに、JAMA&JAFセーフティトレーニングは、一般の普通運転免許所持者を対象としたセーフティトレーニング。車の特性と性能の限界などの理解を通して、実践的な安全運転技能の向上を図るとともに、安全運転の重要性を広く社会に喚起する目的に、1991年度から開催している。昨年まで延べ282会場で開始、参加者数は約7800人に上っている。参加したドライバーからは「自分の運転の欠点がわかった。一般道路に出たら、今日習ったことを活かして安全運転を心がけたい」などの意見が寄せられている。

カリキュラムは、シニアドライバーズスクール同様、運転の基本の確認を始めとして、ストレート・オフセットスラロームや反応ブレーキおよびコーナーリング特性体験など、実際の交通場面に対応できる内容となっている。今年は5月20日の和歌山県を第一弾に、北海道から九州まで全国37会場で順次開催する。

《レスポンス編集部》

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