気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2006年4月27日付
●ホンダ、最高益5970億、3月期決算(読売・8面)
●三菱自、黒字転換へ、3月期決算営業利益 販売回復やリストラで(読売・8面)
●三菱自、岡崎工場存続へ(朝日・10面)
●ダイハツ 新型「軽」好調3円増配へ(朝日・11面)
●最高級のレクサス、切り札で巻き返し トヨタ(毎日・10面)
●ガソリン価格3週ぶり上昇(毎日・11面)
●電子技術で運転手支援、安全な交通社会へ(毎日・15面)
●海陽学園開校 ひと味違う「エリート教育」期待(産経・10面)
●増加する「車上狙い」カーナビ盗難に注意(産経・16面)
●ホンダ、株式2分割、4半期配当も検討(日経・3面)
●ダイハツ、執行役員制を導入(日経・12面)
●社外監査役に、外交評論家の岡本行夫氏迎える(日経・12面)
●米化学大手、自動車用素材で日本拠点(日経・13面)
●都が差し押さえた車、ベンツなど競売会(日経・39面)
ひとくちコメント
経営再建中の三菱自動車の2006年3月期連結決算が本日午後に発表されるが、本業のもうけを示す営業利益が3期ぶりに黒字に転換するという。きょうの読売や日経が先駆けて報じている。
読売によると、当初は140億円の赤字を見込んでいたが、国内販売の回復やリストラ効果で、「数10億円の黒字」(日経は60億円程度の黒字)になったとみられる。再生計画で掲げた営業利益の黒字化目標を1年前倒しで達成することになるが、当初1ドル=105円と想定していた円相場が一段と円安に振れたことも黒字化につながったようだ。
再生が順調に進んでいることを裏付ける決算数字だが、米国市場の立て直しの遅れや円高基調など不安材料も多く、厳しい状況はしばらく続きそうだ。