【ラジアルタイヤ徹底ガイド】的確なグリップと快適性をもたらす乗り味…グッドイヤー イーグルレヴスペックRS-02

自動車 ニューモデル 新型車
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】的確なグリップと快適性をもたらす乗り味…グッドイヤー イーグルレヴスペックRS-02
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】的確なグリップと快適性をもたらす乗り味…グッドイヤー イーグルレヴスペックRS-02 全 5 枚 拡大写真

グッドイヤー『EAGLE REVSPEC RS-02』はホンダ『S2000』タイプVに装着し、チェックした。S2000は前後異サイズのF:215/45R17 87W、R:245/40R17 91Wで、かなりリヤ側が太くて大きい。

【画像全5枚】

試乗したS2000はVGS(バリアブル・ギヤレシオ・ステアリング)付きなので、スピードが遅いときにはギヤレシオが速くシャープに動く。スピードが速くなるとギヤレシオもスローになっていくが、それでも普通のクルマに比べると相当シャープなギヤレシオになっている。

全速度域でシャープなハンドル応答性であるが、直進から切り始めたときの反応は過剰にピクピクすることなく、あくまでハンドル角に従ったスムーズさがあるからよい。スポーツカーらしい反応で、動きはシャープだけど乗りにくくはない。これはハンドル角に対してヨーの動きがリニアなのと、速い操舵でも応答遅れがないからだ。スポーツドライビングを楽しむときにもダイレクトな反応でクルマとの一体感が生まれる。

粘り感のあるグリップ力が印象的だ。路面を掴む感じがなかなかいい。ワインディングロードではちょっとオーバースピードかなと思っても、なんなく曲がっていく強いグリップ力がある。

不整路面でも飛ぶことなくタイヤはうまく接地してグリップを持続する。タイトターンを走行中、2速でパワーを掛けていっても太いリヤタイヤは負けることなく、強いトラクションを発揮する。排気量アップして低速トルクが増えたS2000だが、タイヤのグリップが勝っている。多少エンジンをチューンナップしても大丈夫だと思わせるグリップ力を持っている。

ブレーキ性能はペダルを踏み込むだけ制動力が高まる感じだ。コーナリング中のブレーキングでもリヤが限界を迎えて不安定になることもない。ブレーキング中もしっかりと路面を捉えている。

乗り心地はスポーツタイヤなのに、当たりが柔らかい。トレッド面の硬さや厚い感じはなく、路面の不整をよく吸収してくれる。これはトレッド面が凹んでくれるエンベロープ性がよいからで、ハイグリップのスポーツタイヤというイメージではない快適さだ。かといってブヨブヨしているわけではなく、凹凸のある路面を走行してもダンピングがよく、スポーツカーらしい歯切れのいい乗り味が実感できよう。

IMPRESSIONPROFILEタイヤ徹底ガイドTOP

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日野自動車・人事異動 2025年12月1日付
  2. 「カッコいいじゃん」内外装を大幅アップデート! ホンダ『パイロット』改良新型に高評価の声続々
  3. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
  4. 車のバッテリー復活・延命テク完全ガイド! 補充電とケミカルでここまで変わる~Weeklyメンテナンス~
  5. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…11月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る