タイヤ用新タイプ充填ガス『MIX-GT』

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横浜ゴム、岩谷産業、岩谷瓦斯の3社は、タイヤ内圧が低下しにくいタイヤ用の新タイプ充填ガス『MIX-GT』を共同開発した。タイヤの長寿命化、燃費低下の防止などに効果がある。1日より関東・近畿地域を中心に販売を開始した。

MIX-GTは、現在タイヤ用充填ガスとして利用されている空気や窒素ガスに比べ、漏れにくいのが特長だ。空気と比べ漏れ量最大65%減、窒素と比べ最大30%減を達成した。タイヤ内圧が低下しにくいため、偏摩耗を防ぎタイヤの長寿命化や安全走行につながるほか、内圧不足による燃費悪化を防止する。酸素や水分を含まないため、タイヤ本体やリムを劣化させない。温暖化に影響するCO2やフロンガスのほか、可燃性ガスも含有していない。

MIX-GTの開発は、環境負荷低減と安全性追求のテーマのもと、横浜ゴムのタイヤ技術と岩谷瓦斯の工業ガス技術を最適融合することによって完成した。岩谷瓦斯が製造と供給、岩谷産業が総発売元およびマーケティング業務を行う。環境への配慮やドライビングフィールを大切にする自動車オーナー層から市場を拡げ、年間7万立方メートル、1億円以上の売り上げをめざす。

《高木啓》

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