5日未明、福岡県太宰府市内の国道3号で、走行中の乗用車が中央分離帯に設置されていた高速道路の橋脚に激突し、大破する事故が起きた。この事故によって後部座席に同乗していた男性4人が死亡している。
福岡県警・筑紫野署によると、事故が起きたのは5日の午前1時20分ごろ。太宰府市国分1丁目付近の国道3号で、18歳の男性が運転する乗用車が制御を失ったまま滑走し、中央分離帯に設置されていた九州自動車道の高架橋脚に激突した。
クルマは後部を中心に大破。後部座席に同乗していた18歳の男性4人は、いずれも全身強打で死亡。運転していた男性と、助手席に同乗していた18歳の女性はシートベルトを着用していたこともあり、打撲程度の軽傷で済んでいる。
現場は片側3車線で、緩やかな左カーブとなっている。クルマは猛スピードで走行していたとみられるが、急減速したことでバランスを崩して約100mを滑走。最終的には横滑り状態でガードレールや橋脚に衝突したものとみられる。運転していた男性は今年2月に免許を取得したばかりだった。