トヨタ自動車の北米事業統括会社である北米トヨタ自動車は8日、大高英昭社長兼CEOが同日付で辞任し、米国トヨタ自動車販売の布野幸利会長兼CEO(トヨタ専務)が北米トヨタの会長兼CEOを兼務すると発表した。
大高氏がセクハラ問題で日本人女性の元社員から提訴されたのに伴うトップ人事。北米トヨタの社長には米国トヨタ自販のジム・プレス社長兼COOが就いた。
北米トヨタは同時に、ハラスメントや差別をなくすための取り組みを強化する狙いで特別タスクフォースも設置した。この機関は、トヨタの北米におけるアドバイザリーボードメンバーであるハーマン元米労働長官がトップを勤める。発表文のなかでトヨタの渡辺捷昭社長は「トヨタはどのようなセクハラと差別も容認しない」とコメントした。