【新聞ウォッチ】奥田会長、勇退前に降って沸いた懸念材料

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年5月9日付

●GM「オペル」日本撤退 年内に 世界規模見直しの一環(読売・8面)

●ダイハツ、小型車「COO」発売(読売・8面)

●頂点目前、トヨタに「死角」はあるか(上)、GM迷走 惑うトヨタ 世界戦略、「保険」なき本格競争へ(朝日・9面)

●セクハラ問題「重大な事件」奥田・トヨタ会長(朝日・9面)

●ガソリン小売り135円、15年ぶり高水準(毎日・2面)

●異例社長突然辞任、AOC・HD坂本吉弘氏、「一身上の都合だ それ以上言うことはない」(毎日・11面)

●トヨタ、新興国専用車 2010年めど、まずインドで発売、80万円切る(日経・1面)

●経団連会長円高に懸念「110円切らぬよう望む」(日経・3面)

●トヨタ、四半期配当検討、今期にも、株主重視に弾み(日経・11面)

ひとくちコメント

日本経団連の奥田碩会長(トヨタ自動車会長)は8日の定例記者会見で、北米トヨタ社長のセクハラ騒動について「その情報は聞いている」と認めた上で「世界中どこでもセクハラは大きな倫理規定の問題。重大な事件としてとらえるべきだ」との認識を示したという。きょうの朝日などが、その発言内容を取り上げている。

また、今後の対応については現在、北米トヨタの社長から事情を聴いている段階で「米国サイドで処理について検討中」と述べている。現段階では女性側の弁護士事務所による一方的なマスコミ対応が先行しており、真相はヤブの中。

近く現職を勇退する奥田会長にとっては、急激な円高とともに、突如降って沸いた腹心のセクハラ訴訟の行方も気がかりな問題だ。

《福田俊之》

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