8日、ダイハツから新型コンパクトカーの『COO』(クー)が発表された。COOは見ての通り、昨年12月に発売されたトヨタ『bB』の姉妹車だが、今まで発売されてきた、両社の姉妹車『パッソ』&『ブーン』や『ラッシュ』&『ビーゴ』とは違い、開発コンセプトから明確な差別化が図られている。
ダイハツ工業製品企画部の堀信幸さんは「ブーンやビーゴはダイハツ車もトヨタ車もエンブレムを変えている程度でしたが、COOとbBはターゲットユーザーやコンセプトも違う設定しています」という。
「bBでは主に若い男性ユーザーを狙っていますが、COOではヤングファミリーや、軽自動車からステップアップするヤングミセスを想定しています」
「コンセプトに関しても、bBは“光・音・まったり”がテーマでしたが、COOではそれらの装備は採用せずに、“ユニーク・エモーショナル・ワゴン”をコンセプトとしています。そのため、bBとはエクステリアのイメージを大きく変え、シートアレンジもファミリーユースでの使い勝手を考慮した設計にしました」
COOのエクステリアは、bBのいかついスタイルとは違ったファニーな仕上がりになっている。シートアレンジに関してもリヤシートスライド機構や、運転席シートリフターなどを装備し、ラゲッジの使い勝手や、女性が運転することも考慮した設計だ。この作りなら、女性やファミリーが乗るならCOOのほうが、扱いやすいに違いない。