マツダ、内装に使えるバイオプラスチックの開発に成功

エコカー 燃費
マツダ、内装に使えるバイオプラスチックの開発に成功
マツダ、内装に使えるバイオプラスチックの開発に成功 全 1 枚 拡大写真

マツダは、広島県内の産学官共同開発を通じて、自動車内装部品に使用できる外観品質や強度や耐熱性を持ち、射出成形の可能な、植物原料のプラスチック(バイオプラスチック)の開発に自動車業界で初めて成功したと発表した。

バイオプラスチックは植物を原料としたカーボンニュートラルな材料で、化石資源の使用を減らせるためCO2の排出を削減できる。

新開発のバイオプラスチックの特長は、現在、電化製品等に使われているバイオプラスチックと比べ強度(耐衝撃性)が約3倍、耐熱性が25%も向上している点だ。また、原料の製造過程で植物に含まれているでんぷんと糖質の発酵を利用し、代表的な石油系プラスチックのポリプロピレンと比べ30%程度使用するエネルギーを減らせるとともに、剛性が高いため部品を薄く成形でき、原料も節約できる。

さらに、自動車部品の生産に多用されている射出成形機で製造できるため、量産性にも優れている。マツダは、数年後の商品への採用を目指し、研究開発を続けるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型スバル『フォレスター』のエキゾーストをアップデート! ブリッツ「ニュルスペック・カスタムエディション」発売
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. 車中泊のトレンドに変化あり? 乗用車ベースが伸びてくる可能性…キャンピングカーランキング 6月
  4. 著しい高速度で走行中に死亡事故、運転者に実刑を命じる
  5. 「1秒で着脱できる」バイク用インカム『H6』が新発売! 高音質で快適ツーリング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る