10日朝、京都府京都市伏見区内の市道で、乗用車が自転車で道路を横断していた男性をはねる事故が起きた。クルマはそのまま逃走したが、現場にナンバープレートを落としており、これが証拠となって20歳の男が同日中に逮捕されている。
京都府警・伏見署によると、事故が起きたのは20日の午前8時40分ごろ。京都市伏見区竹田流池町付近の市道で、道路を自転車で横断していた25歳の男性が進行してきたクルマにはねられた。男性は転倒した際に顔面を打撲する軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。
警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場検証を進めたところ、被害者の乗っていた自転車の前部にナンバープレートが引っ掛かっており、これを被害者が保管していたことがわかった。
無関係なナンバープレートが脱落するとは考えられないため、このナンバーのクルマが事故を起こしたことは間違いないとして、所有者である20歳の男から任意で事情を聞いていたが、「出勤に遅刻しそうになり、急いでいた」とひき逃げ容疑を大筋で認めたため、業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。