米シートベルト着用の実態

エコカー 燃費

交通事故による死亡の多くがシートベルトの不着用によって起こっていることから、NHTSAは現在シートベルト着用の一大キャンペーンを行っている。そこで、「シートベルトを着用しない人々」の実態が明らかにされた。

それによると、常にシートベルトを着用せずに運転するドライバーは全米でおよそ4800万人。そして予想された結果ではあるが、そのほとんどは「郊外に住む、ピックアップトラックを運転する若い世代」なのだという。

アメリカで「郊外」、すなわち大都市部から離れた地域に住む人々は人口の21%だが、2004年の数字では交通事故死亡者の58%が「郊外」在住者で占められている。また、ピックアップトラックの事故による死亡者のうち、男性が占める割合は83%。そしてそのほとんどが18歳から39歳だという。

ただしピックアップを運転する人のシートベルト着用率は、1998年には59%だったが2004年には70%にまで上昇している。それでも普通乗用車の着用率81%にはまだまだ及ばない。SUV、ミニバンなどは逆に着用率83%と乗用車を上回る。

NHTSAでは、「シートベルト着用が生死を分ける鍵となる」と、数百万ドルをかけたキャンペーンを今後夏のバケーションシーズンに向けて行う予定だと言う。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る