ホンダなど、脳活動でロボットを操作する技術を開発

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダなど、脳活動でロボットを操作する技術を開発
ホンダなど、脳活動でロボットを操作する技術を開発 全 3 枚 拡大写真
国際電気通信基礎技術研究所(ATR)とホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン(HRI)は、共同で新たな「ブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)」を開発し、脳活動でロボットを操作する基礎技術を発表した。

この新技術はこれまでのBMI技術と異なり、脳への電極の埋め込みや特殊な訓練なし自然な脳活動を解読し、リアルタイムに近い速度でロボットを動かすことに、世界で初めて成功した。

新開発のBMIは、ATR脳情報研究所の神谷之康研究員が2005年5月に科学誌『ネイチャー・ニューロサイエンス』に発表し、2005年の「Scientific American 50」を受賞するなど、世界的に高い評価を受けている論文「ヒトの脳における視覚的・主観的内容のデコーディング〔復号化〕」の方法に基づいて、HRIとATRが共同で、ほぼリアルタイムに脳活動を解読し、ロボットを制御するシステムに発展させたもの。

今回はじゃんけん動作をロボットハンドに再現させる実験を行った。脳活動に伴う血流変化を計測するMRI装置を用いたため、人の動作から約7秒の時間差が生じるが、85%の正答率を達成することに成功した。

外部から脳を計測するには他に脳磁場・脳波などが考えられ、これらの計測法を利用することで今後時間差の大幅な短縮や、BMIシステムの小型化が期待できるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
  3. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  4. スバル、米国顧客満足度指数調査で総合1位…安全性部門は6年連続首位
  5. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る