マイナーチェンジを行ったスバル『レガシィ』の最大の注目ポイントが、2.0リットルのターボ車と3.0リットルの水平対向6気筒搭載車(「アウトバック」も含む)の全車に標準装備される「SI-DRIVE」(エスアイドライブ、SUBARU Intelligent Drive)だ。
SI-DRIVEは、センターコンソールのダイヤルを操作することで、3つの走行モードから自分好みの走行性能を選ぶことができるシステム。このダイヤルを操作することで、アクセル操作に対するレスポンスや、出力特性、ATのシフトプログラムなどがコンピューターで制御され、まるで違うスペックのエンジンを搭載しているかのように、走りが変化する。
3つのモードは「I」(インテリジェント)、「S」(スポーツ)、「S♯」(スポーツシャープ)に分けられており、それぞれに違った目的が設定されている。
レガシィの開発責任者を務めた増田年男さんは「Iはインテリジェントという名前からも分かるように、単に燃費を追求したモードではありません。出力特性がマイルドになる分、積極的にアクセルを開けた走りを楽しむことができるのです。そしてSは今までのターボと同等のスポーティな走りが楽しめ、S♯は音符の♯をヒントに、Sから半音上げたスポーティなモードという意味合いがあります」
「これらのモードの違いは、運転していただければ、すぐに分かっていただけると思いますので、使うシーンや気分に合わせて、1台で3つのレガシィの走りを楽しんでいただけると思います」とコメント。
今までのレガシィにはエコモードに切り替えるボタンが付いていたが、それに変わるSI-DRIVEはさらにモードを増やし、出力特性にも大きな違いを持たせているのだ。それに加え、派手なダイヤルが付いているので、特別な雰囲気を味わえるのがうれしい。