富士重と理化学、シリンダー仕上げ時間短縮の工法を共同開発

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富士重工業と理化学研究所は、自動車エンジンのシリンダー内径部分を仕上げ加工する技術として理化学が開発した「ELID研削法」を応用した「ELIDホーニング工法」を共同開発したと発表した。

24日にマイナーチェンジしたスバル『レガシィ』の一部車種から、今回の技術を適用して加工された量産部品を使用したエンジンを搭載している。

今回開発したELIDホーニング工法を導入することで、シリンダー内系径部分の仕上げの1気筒当たりの加工時間を70−80秒から約40秒に短縮できるとともに、シリンダー内面の精度向上と安定化を実現した。さらに、この新工法の導入では、既存の設備に電極を追加するなど、小改造で対応できるため、設備投資の抑制や設備の休止期間も最小限ですむ。加工時間の短縮で、生産能力も拡大できるため、将来に需要増にも追加設備なしで対応できるメリットがある。

富士重では、今後、より多くの部品への適用を検討していくとしている。

《レスポンス編集部》

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