メーカーの好決算で部品メーカーも恩恵、だが見通しは慎重

自動車 ビジネス 企業動向

日本自動車部品工業会は、「2005年度の自動車部品工業の経営動向」をまとめた。
 
部工会の会員企業437社のうち、上場企業で自動車部品の売上高比率が50%以上の企業90社のうち、合併企業を除いた84社の2005年度の連結決算を集計・分析した。
 
それによると自動車の国内生産は輸出が好調だったほか、海外では北米・アジアで日系自動車メーカーの海外生産が好調だったことから、部品メーカーの業績も好調に推移した。
 
売上高は16兆3634億円、前年同期比12.8%増と大幅に伸びた。日系自動車メーカーを中心にグローバルで生産が拡大したほか、円安による効果もあった。営業利益は同14.9%増の1兆59億円、経常利益が同18.0%増の1兆785億円と大幅増益だった。当期純利益も6222億円で、同20.7%増となった。日系自動車メーカーの業績は好調に推移しており、これに連動する形で部品メーカーも恩恵を受けている。
 
2006年度の業績見通しでは、売上高が同4.9%増、経常利益が同3.9%増、当期純利益が同2.4%増と成長が鈍る見通し。原材料価格の高騰や部品購入価格の上昇、高水準な設備投資負担で利益率が悪化する見通しだ。

《レスポンス編集部》

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