ブリヂストン、電子ペーパーディスプレイを開発

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ブリヂストンは、 反射型単純マトリックス電子ペーパーとして世界最大級で最も薄い、カラー粒子を用いたディスプレイのフレキシブル化に成功したと発表した。

同社は、2002年3月に、液晶に替わる画期的な表示材料として電子粉流体の開発に成功した。その後、2004年10月には、この新材料を用いた電子ディスプレイとして、世界で初めて数字だけでなく文字や絵も自由に表示し、電源を切っても表示を維持することができる電子プライスタグ用ディスプレイの商品化に目処をつけ、電子ディスプレイ事業へ正式に参入した。

今回開発したディスプレイは、パネル基板をガラスからプラスチックへ変えたオールプラスチックパネルで、これまでの製品が持っていた高視認性、広視野角、メモリー性、高応答性などの特徴を維持したまま、フレキシブル化、超薄型化、超軽量化、大型化が可能となった。

また、フレキシブル化のひとつの課題である、曲げによる画像の乱れは、特殊なリブ構造の採用で問題を解消した。さらに、新開発のカラー電子粉流体を採用し、鮮明なカラー2色表示を可能とした。

新しい表示装置として、電子ペーパーディスプレイに求められる、携帯性や利便性を大幅に向上させたことで、将来的には、次世代の電子ブック、電子新聞、電子雑誌、各種広告、情報配信掲示板など様々な用途への応用していく。

また、同社は、2006年6月4日から9日にかけて、アメリカのカリフォルニアで開催されるディスプレイ関連の展示会である「SID2006」(Society for Information Display)に今回開発に成功した電子ペーパーディスプレイを発表する。

《レスポンス編集部》

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