BMWグループは、グループの1−5月までの累計販売台数が56万7903台、前年同期比9.8%増になったと発表した。
中国市場での販売台数は1万7951台、同66.1%増と、前年を大幅に上回る高い成長率を記録した。製品構成も最高の水準を保っている。
BMWの旗艦車である『7シリーズ』の中国での販売台数は5月末まで前年を263%上回る3620台に達し、7シリーズではアメリカに次いで2番目に大きい市場となった。
また、ヨーロッパ市場でも高い成長を遂げている。イタリアでの販売台数は5月までで4万3081台、同16.9%増、スペインも同15.1%増の2万6142台、ベルギーも同30.6%増の1万5929台で過去最高となっている。
BMWブランド単体の販売台数は1-5月が48万5450台で、同13.3%増だった。7シリーズ、『5シリーズ』、『3シリーズ』の販売台数が好調だったが、特に7シリーズは過去最高の販売台数を達成している。
MINI(ミニ)は、オックスフォード工場の生産能力を拡大するための設備拡充に伴い生産が一時停止されたため、同7.0%減の8万2239台だった。
ロールスロイスは、『ファントム』の販売台数が同9.3%増の214台だった。
一方、5月単月のBMW、MINI、ロールスロイス全体の販売台数は11万9972台、同5.5%増だった。