新型軽自動車のスバル『ステラ』のベースは03年12月に発売が開始された『R2』。よって車体の基礎となるフロアパネルやサスペンション形式などはR2と同じものが採用されている。
ステラのミッションは新開発のCVTが採用されているので、R2とは異なったタイプが搭載されているが、いずれR2にもステラと同じ新型のCVTが搭載されるようだ。
エンジンに関してもR2はSOHC、DOHC、スーパーチャージャーの3本立てだが、ステラはDOHCとスーパーチャージャーの2機種に絞られている。また、R2や『R1』のスーパーチャージャーモデルはハイオクガソリン仕様であったが、ステラはファミリーカーということもあり、若干トルクを落としてレギュラーガソリン仕様としている。
インテリアでは、インパネのデザインやメインのパネル、メータ周りはR2と共用化されているので全体的な雰囲気はR2に似ているが、全高の高さに合わせて上下のパーツは専用に設計されている。
スバル商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの宮脇基寿さんは「ステラはR2をベースとしているので共用パーツは多いですが、エクステリアに関しては上手く差別化が図れたと思っています。インテリアに関してはR2の評価が高かったこともあり、R2のデザインを踏襲しています」とコメント。
確かにR2とステラは共用パーツは多いが、エクステリアやパッケージングに関しては全く違うコンセプトを作り上げれことに成功している。さらにステラの価格が低く抑えられているのも、R2との共用パーツを上手く利用できていることが、理由のひとつになっているに違いない。