アメリカ車の品質評価はアップ、だが?

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サンディエゴの自動車関連リサーチ会社、ストラテジック・ビジョンが行っているクルマの品質調査にういての結果が発表された。これはトータル・クオリティ・インデックス(TQI)という1000点満点の数字でクルマへの評価が示されるもので、JDパワー&アソシエイツが行うものと並んでアメリカでは高く評価されている。

全部で20のカテゴリーのうち、アメリカンブランドが8つ、日本車が同じく8つ、ヨーロピアンブランドが4つでトップとなったが、昨年トップを飾った韓国メーカーは姿を消している。各カテゴリーのトップと得点は以下の通り。

●スモールカー:ホンダ『シビック』 871
●スモール多目的カー:シボレー『HHR』 865
●ミッドサイズカー:フォード『フュージョン』 884
●ラージカー:ダッジ『チャージャー』 906
●準ラグジュアリーカー:レクサス『IS250/350』 919
●ラグジュアリーカー:BMW『7シリーズ』セダン 928
●スモールスペシャルティ:MINI『クーパー』 909
●スペシャルティ:シボレー『コルベット』 908
●コンバーチブル(3万ドル以下):
MINI『クーパーコンバーチブル』 896
●コンバーチブル(3万ドル以上):
シボレー『コルベット』コンバーチブル 912
●ミニバン:ホンダ『オデッセイ』 876
●スモールSUV:サターン『ビュー』 870
●ミッドサイズCUV:ダッジ『マグナム』 880
●ミッドサイズSUV:トヨタ『4ランナー』 878
●ラージSUV:日産『アルマダ』  907
●準ラグジュアリーSUV:
レクサス『RX330/400h』 904
●ラグジュアリーSUV:
ランドローバー『レンジローバー』 910
●コンパクトピックアップ:トヨタ『タコマ』 849
●フルサイズピックアップ:ホンダ『リッジライン』 885
●ヘビーデューティピックアップ:
シボレー『シルバラード』 870

ここから分かるように、アメリカ車の評価が高くなったとはいえ、販売台数の少ないニッチカーのセグメントでのトップ評価が目立ち、売れ筋のスモールカーやSUV、ピックアップなどで日本車の健闘が目立つ結果となっている。アメリカのメーカーにはまだまだ課題を残す内容となっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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