ダイハツの新型軽自動車『ソニカ』のベースとなったのは、同社の軽モデルの中でホイールベースがもっとも長い、トールワゴンの『タント』。ワンボックスを除き車高が最大のモデルから、車高がいちばん低いモデルが生まれたのだ。
タントのプラットフォームはエンジンルームがきわめてコンパクトに設計されており、室内長を大きく取ることが可能だ。ソニカは全高1470mm、ルーフアンテナの基部を除いた実質値は1450mmで、今日の軽セダンのなかでもきわめて低いが、室内を見ると前後方向のきゅうくつ感はまったくない。2440mmFFモデル最大級のホイールベースのおかげと言える。