日通、露サンクト・ペテルブルグに現地法人設立

自動車 ビジネス 企業動向

日本通運はドイツの現地法人、ドイツ日本通運を通じて、ロシアのサンクト・ペテルブルグに新会社「サンクト・ペテルブルグ日本通運」を設立し、7月17日から営業を開始する。資本金は600万ルーブル(約2400万円)で、ドイツ日本通運が100%出資する。

日本通運は、昨年6月にはモスクワ駐在員事務所を開設し、さらなる拡大を目指して同地での市場調査、情報収集活動を行ってきた。

これまで同社のロシアの物流は、フィンランドをゲートウェイとした一大市場モスクワ向けの消費財、主として電気製品販売物流が中心であった。

そんな中、ロシア第二の都市サンクト・ペテルブルグで、トヨタ自動車、日産自動車が相次いで工場進出を決定。今後、ロシアでの自動車関連の物流が形成され、最大の港であるサンクト・ペテルブルグ港がロシア国内や欧州へのゲートウェイとして需要がますます高まっていくと見られる。

そこで、同社はサンクト・ペテルブルグに新会社を設立し、同地からのロシア物流への新しいソリューションを顧客に提案するため、今回進出を決定した。

同社は、フィンランド・モスクワと三位一体の営業を展開し、日本、アジア発のみならず、欧州の物流ニーズにも陸・海・空の総合物流サービスで応えていこうと考えだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  2. 中国エリア初、「アルパインスタイル広島183」がグランドオープン
  3. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  4. 「ピンチな時に覚醒する日産」新型ティアナの大進化に、SNSでは「セダン復活」熱が再燃
  5. ハッチバックもセダンも効く! タワーバー+サブフレーム補強で走りと安心感を同時にアップ~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る