日通、露サンクト・ペテルブルグに現地法人設立

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日本通運はドイツの現地法人、ドイツ日本通運を通じて、ロシアのサンクト・ペテルブルグに新会社「サンクト・ペテルブルグ日本通運」を設立し、7月17日から営業を開始する。資本金は600万ルーブル(約2400万円)で、ドイツ日本通運が100%出資する。

日本通運は、昨年6月にはモスクワ駐在員事務所を開設し、さらなる拡大を目指して同地での市場調査、情報収集活動を行ってきた。

これまで同社のロシアの物流は、フィンランドをゲートウェイとした一大市場モスクワ向けの消費財、主として電気製品販売物流が中心であった。

そんな中、ロシア第二の都市サンクト・ペテルブルグで、トヨタ自動車、日産自動車が相次いで工場進出を決定。今後、ロシアでの自動車関連の物流が形成され、最大の港であるサンクト・ペテルブルグ港がロシア国内や欧州へのゲートウェイとして需要がますます高まっていくと見られる。

そこで、同社はサンクト・ペテルブルグに新会社を設立し、同地からのロシア物流への新しいソリューションを顧客に提案するため、今回進出を決定した。

同社は、フィンランド・モスクワと三位一体の営業を展開し、日本、アジア発のみならず、欧州の物流ニーズにも陸・海・空の総合物流サービスで応えていこうと考えだ。

《山田清志》

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