【パイクスピーク ヒルクライム】スズキ&モンスター田嶋が優勝
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エスクードと田嶋はテストから好調でコースレコードの更新が期待されたが、トップセクションの悪天候(雪と雹)のためレースは全長の約3分の2、16マイルポスト付近をフィニッシュとする短縮コースで行われた。
田嶋は山頂まで約6kmを残したデビルズプレイグラウンドのフィニッシュラインを通過、2位のW. ダレンバック選手に44秒もの大差をつける7分38秒を記録し、総合優勝を獲得した。コース中間地点までのタイムはロッド・ミレンの持つコースレコードを7秒凌ぐ速さを記録した。
スズキと田嶋のによるパイクスピークへのチャレンジは1989年に始まり、1993年に「ツインエンジン・カルタス」でアンリミテッド・ディビジョン優勝、95年には「ツインエンジン・エスクード」で参戦し、今大会と同様に天候不順で短縮されたコースで総合優勝を獲得している。
“Race to the clouds”(雲へのレース)と呼ばれるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム第1回の開催は1916年。戦争での中断もありながら今年は90周年、84回目の開催となった。?レースは標高2862mのスタート地点から4300mの山頂までの高低差1400m、全長20km、156カ所のコーナーを一気に駆け登る。
《高木啓》