【スバル レガシィ 創った人】SI-DRIVEは新しい価値観…増田年男PGM

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【スバル レガシィ 創った人】SI-DRIVEは新しい価値観…増田年男PGM
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「新しい『レガシィ』に採用されたSI-DRIVEは、単なる走行モードを切り替えるスイッチとは考えておりません。運転される方自身が好みの性能を選んでいただき、ときにはパフォーマンスだけではない、クルマを操る楽しみも体感していただけるシステムなのです」と語るのはレガシィの開発責任者を務める、スバル商品企画本部 増田年男 プロジェクトゼネラルマネージャー。

増田さんは2003年にレガシィの開発責任者に就任した、いわば現行型レガシィ育ての親ともいえる人物。5月にマイナーチェンジを行なったレガシィには、そんな増田さんのアイデアが多数盛り込まれている。その中でも、もっとも特徴的なのがSI-DRIVEだ。

「SI-DRIVEはインテリジェントモード、スポーツモード、スポーツシャープモードの3種類のモードが用意されています。その中でもインテリジェントモードは出力を抑えたモードで、ターボや3リッターのモデルを、2リッターのDOHC車並みの動力性能にするモードです」

「もちろん、これには燃費を向上するという目的もありますが、出力を抑えた状態で積極的にアクセルを踏んで走っていただき、ドライビングを楽しんでいただこうという狙いもあります。SI-DRIVEには、パフォーマンスだけではない、違う世界観も味わっていただきたいという、スバルからの新しい提案も込められているのです」と語る。

実際にSI-DRIVEを装着したレガシィに乗ってみると、増田さんの狙いはすぐに理解することができた。インテリジェントモードで走行すると、アクセル操作に対するエンジンレスポンスがマイルドになり、動力性能も大幅に抑えられている。そのため、ちょっとしたワインディングでも、アクセルを開けながらクルマをコントロールすることができるのだ。

もちろん、従来のレガシィでもクルマを操ることはできたが、やはり260ps程度の出力があると、誰しもがその出力を一般道で使い切ることは難しい。ところがインテリジェントモードなら、安心してアクセルを開けることができる。

ほかにも高速道路をリラックスして走りたいときや、渋滞にはまったときなど、それほどパワーを必要としないときにはインテリジェントモードは便利。この新しいレガシィの提案は、今後のハイパワー車のありかたを提示している。(つづく)

《岡島裕二》

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