【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】実利にあったハイブリッド効果

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【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】実利にあったハイブリッド効果
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小型トラックとはいえ、トラックとハイブリッドの組み合わせ。乗用車ではもはや当たり前になりつつあるハイブリッドも、トラックではまだまだ馴染みが薄い。果たして三菱ふそう『キャンター エコ ハイブリッド』(5日発表)は、実際の走行状況に合わせてどう制御するのだろうか。

じつは三菱ふそうトラック・バスでは、すでにバスでハイブリッドを実用・市販化しているが、それはシリーズ式と呼ばれるシステムでエンジンはあくまでも発電を担当し、モーターのみで動くという、ある意味、別物といっていい。それだけにモーターとエンジンの両方を使い分けて走るというキャンター エコ ハイブリッドの走りは大いに気になるところだ。

まず発進時だが、これはモーターのみで発進することで排出ガスや騒音を低減する。さらに低中速域ではエンジンにモーターのアシストが入り、さらに車速に変化がなく、負荷の少ない巡航時となると、エンジンのみでの走行と、一連の流れとしては乗用車のハイブリッドモデルとあまり変わるところはない。

減速時に制動力によって発電する回生ブレーキも装備されているのだが、ただし通常ではアイドリングストップしない点は大きく異なる。

アイドリングストップは、停止時にシフトをN(ニュートラル)レンジに入れたときだけ。つまり、モーターのみで走行する発進時でもエンジンはかかっているのだ。

具体的なハイブリッド効果が気になるところだが、NOx(窒素酸化物)を41%、PM(粒子状物質)を46%もそれぞれ低減。また燃費に関しては都市部の実走行で比べても従来より20%程度は向上するというから、かなりの効果が期待できる。

これほどの違いが出れば、ハイブリッド化にともなうコストアップ分も使っていくうちに回収できるし、購入時にはハイブリッド車助成制度をはじめとする優遇税制も受けられる。そう考えると、対ディーゼルモデルとの価格面でのハンデというのは、意外なほど、その影響は少ないないのかもしれない。

《近藤暁史》

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