ルノー有利と見られていたフランスGPに完勝したフェラーリ。前戦アメリカGPでの勝利をまぐれだと見る専門家も多い中、敵地フランスで勝てたとあってジャン・トッド代表も相当喜んでいるようだ。
「ここでもコンペティティブさには自信があった。コンストラクターズ・チャンピオンシップのトップチーム、及びそのタイヤ・サプライヤーにとってホームグランプリではあるが、ここは私の母国でもあるんだ」
「タイヤ準備が良かったのはフェラーリだけではない。同じくブリヂストン・ユーザーであるトヨタも好調だった。彼らの信頼性に問題が発生したのはわれわれにとっても残念だった。チャンピオンシップを考えると、最大のライバルとの間にできるだけ多くのマシンが入ってほしいからね」
「ライバルは強く、見事な仕事をしている。差はわずかだ。勝利にふさわしいベストの仕事をすること。全ては自分たちにかかっている」とトッドは気を引き締めていた。