【トーヨー新スタッドレス発表】横滑りに効く、360°効く

自動車 ニューモデル 新型車
【トーヨー新スタッドレス発表】横滑りに効く、360°効く
【トーヨー新スタッドレス発表】横滑りに効く、360°効く 全 5 枚 拡大写真

7月18日 東洋ゴム工業は乗用車用新型スタッドレスタイヤ『GARIT G4』(ガリットジーフォー)を8月1日より発売することを発表した。ガリットG4は従来ラインアップの、『ガリットG30』の後継モデルで、東洋ゴムのスタッドレスタイヤのフラッグシップとなるモデル。サイズは40シリーズから70シリーズまでの全64サイズとなる。

ガリットG4は一般ユーザーの約8割が不安を抱えているという雪道での横滑りに着目し、横方向のグリップ力を高めることを主眼に開発されているのが特徴だ。スパイダーサイプと呼ばれる、クモの体のような、六角形と波状の細かいサイプを採用することで、360℃の全方向に効くグリップ力を発揮し、クルマの横滑り防止を狙っている。

ほかにも大振幅波型サイプ&厚み違いサイプや溝底補強ブロック、Vカッターと呼ばれる新たなパターンやブロックを積極的に採用することで、コーナリング性能の向上を図っている。

構造面でも新素材となる吸水カーボニックパウダーや高分散シリカを配合した、NEOクルミックスゴムを採用。従来から、東洋ゴムのスタッドレスで採用されてきた、クルミ入りゴムがさらに進化を遂げている。

ガリットG4の開発を取りまとめた、タイヤ技術第1部大橋稔之さんは「ガリットG4はスパイダーサイプや新素材を配合したことで、従来品のG30より氷上路のコーナリング性能を15%、制動性能を9%も向上させることができました。この違いは、乗っていただければ絶対にわかっていただけると思います」という。

確かにコーナリング性能を15%も高めることができれば、新型を導入する意義は大きい。ガリットG4は今年のスタッドレス選びの、注目株として覚えておきたいブランドだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. Uber Taxi、埼玉県で初のサービス開始…千葉県でも大幅エリア拡大
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る