NTNは、ルノーの100%子会社SNR Rolementsに資本参加することでルノーと合意したと発表した。NTNは、まずSNRに35%出資し、1年後に51%の株式を取得、3年後以降に出資比率を80%に引き上げる契約をルノーと締結した。
NTNがSNRに資本参加するのは、欧州でのベアリング事業を拡大するのが狙い。
NTNとルノーは1998年に自動車の動力伝達系部品の等速ジョイント(CVJ)の合弁工場をフランスに設立してきた。今回、フランスでトップ、世界でも有数なベアリングメーカーであるSNRにNTNが資本参加することで、両社の技術力、生産力、市場開拓力の融合を図り、特にNTNは欧州での事業基盤を強化する方針だ。