日産、新しい小型商用車用グローバルプラットフォームを開発

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日産、新しい小型商用車用グローバルプラットフォームを開発
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日産自動車は、9月に欧州で新型『キャブスター』を発売するのに伴い、小型トラックの新グローバルプラットフォーム「LDTプラットフォーム」を開発したと発表した。

同社では、現在11ある独自のLCVプラットフォームを、新LDTプラットフォームとパネルバン用プラットフォームの2つに減らす。一部の商用車については、従来と同様に乗用車とプラットフォームを共用する予定。

新LDTプラットフォームは、スペインのバルセロナにある日産のエンジニアリング部門が日本の日産ライトトラックと協力して開発した。新型キャブスターを皮切りに、順次新型の小型トラックに採用していく。

日産のLCV事業本部のパーマーCVPは「新プラットフォームの開発にあたっては、顧客を念頭に置き、このプラットフォームを採用する車両が積載量、取り回しのし易さ、維持費の面で最高の性能を発揮できるようにした」としている。

新型キャブスターは直線的で軽量かつ耐久性の高いラダーフレーム設計の新型LDTプラットフォームとキャブオーバーエンジン(COE)構造との組合せにより、積載能力の向上と車両全長の短縮を両立する。また、このプラットフォームに加えチルトキャビン構造の採用により、エンジンのメンテナンスや修理が容易となるため、作業所要時間が短縮できる。

キャブスターのプラットフォームは、乗用車と同様の衝突安全性能を確保するため強化した。第三者独立機関のテストでも前面衝突の際にもキャブスターは乗用車の法規基準を満たしている。また、フレームの前部を強化しキャビン後部の直線部分の弾力性を高めることで、安全性の向上を図った。

新型キャブスターは引き続き現行車と同じ、スペインのマドリード近郊にある日産のアヴィラ工場で生産する。

《レスポンス編集部》

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