【新聞ウォッチ】ソニー、ワールドカップと円安の“特需”で黒字転換

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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2006年7月28日付

●マツダ、航行不能船に4700台(読売・8面)

●ソニー、2年ぶり黒字に4-6月、主力事業が改善(読売・8面)

●ガソリン140円台へ、15年ぶり、新日石も来月値上げ(朝日・3面)

●横須賀の本社 国に跡地売却 関東自動車工業(朝日・13面)

●日産が車台削減へ(毎日・8面)

●軽自動車で初スライドドア、三菱eKワゴン(毎日・8面)

●米GMいまだ経営不振、日産・ルノー提携は重荷?(産経・8面)

●トヨタ系9社全社が増益に4-6月期連結(産経・8面)

●ルノー純利益25%減、上期、売上高営業利益率「通期目標は確実」(日経・7面)

●VW、ダイムラー独2社、主力車好調で一息(日経・7面)

●いすゞ純利益4-6月期44%増(日経・17面)

●フィット3万台リコール(日経・38面)

ひとくちコメント

ソニーが発表した2006年4−6月期の連結決算(米国会計基準)によると、本業のもうけを示す営業損益が270億円の黒字(前年同期は65億円の赤字)に転換したという。きょうの各紙が取り上げているが、液晶テレビやデジタルカメラが好調で、エレクトロニクス部門の採算が改善したためのようだ。

数字上では業績回復が本物のように見受けられるが、この期は液晶テレビなどがワールドカップ特需の恩恵を受けたことや、為替相場が円安に振れたことも営業損益を188億円押し上げている。売上高営業利益率もライバルの松下電器に比べると半分近い1.6%の低水準。「本業復活に手応え」(日経)は感じられるが「回復の道筋着実」(産経)とまでは言い切れない。

《福田俊之》

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