日産、国内販売の8割がSU-LEVで、トヨタに対抗

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日産、国内販売の8割がSU-LEVで、トヨタに対抗
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日産自動車は、5月の国内販売で、ガソリン乗用車の80%以上が2005年基準排出ガス75%低減レベル(4ツ星)=SU-LEVとなったと発表した。

同社の試算によると、国内で日産が販売するガソリン乗用車の80%がSU-LEVになった場合、販売台数の40%を燃料電池車や電気自動車にする場合と、ほぼ同等の窒素酸化物(NOx)と炭化水素(HC)の削減効果をもたらすことになると、している。

日産は2003年2月時点で、国内で販売するガソリン乗用車販売台数の80%以上が「超低排出ガス車(U-LEV)」となっているが、さらなる排出ガス清浄化を目指して、U-LEVのさらに約半分の排出ガスレベルに相当するSU-LEVを80%にするという目標を掲げて普及を進めてきた。2006年5月時点で、日産のラインナップのうち13車種がSU-LEVの認定を受けている。

SU-LEVは、2010年燃費基準+10%または2010年燃費基準+20%と併せて適合されると、グリーン税制の対象となるが、日産が認定を受けている13車種は全てグリーン税制対象車の設定がある。

同社は、クリーンな燃焼技術や触媒技術の開発に注力しており、2000年1月、米国で発売した『セントラCA』は、ガソリン車としては世界で初めて、カリフォルニア州大気資源局(CARB)が制定する排出ガス基準値をクリアした。同年8月に日本で発売した『ブルーバードシルフィ』は、日本の国土交通省が定めるU-LEVの認定を日本で初めて取得し、2003年のSU-LEV制度の設定の際に日本で初めての認定車となった。これらのクルマは、排出ガスがほぼ大気並みにクリーンなレベルであることを意味するとしている。

同社では、「排出ガスによる環境への影響を低減するには、実効性の高い技術を搭載した商品を、より手ごろな価格でお客さまに提供し、広く普及させていくことが重要だ」としており、ハイブリッド車の拡販を目指すトヨタ自動車との対向姿勢をあらわにしている。

《レスポンス編集部》

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