【スズキ SX4 詳報】欧州車を思わせる乗り味

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【スズキ SX4 詳報】欧州車を思わせる乗り味
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7月4日にスズキから発売された新ジャンルのコンパクトクロスオーバー『SX4』は、カジュアルな見た目の印象とは裏腹に、じつに落ち着いた走りを見せてくれる。売れ筋モデルと目される、「1.5XG」の全高は1605mmもあるが、重心の高さを感じさせない非常に素直なハンドリングを体感できるのだ。

SX4のチーフエンジニア補佐の森田浩之さんは「SX4はコンパクトカーのクロスオーバーという新ジャンルのクルマです。そのため全高は高めに設定していますが、クルマの動きとしては頭からロールするのではなく、腰から動くような感覚にセッティングしました」

「『スイフト』で得た、スズキのハンドリングに対する高い評価を落としたくはないと思い、足まわりに関しては徹底的にチューニングを施しました」という。

確かにSX4のフットワークには、グラっとくるようなロール感はまったくなく、森田さんのいうように腰から中心にフロントが向きを変えてくれる感じがする。このような乗り味は、これまでの国産車のコンパクトカーでは味わったことがないものだ。

この味付けは、欧州コンパクトカーと同等のレベルといっても過言ではないだろう。それもそのはず、開発段階ではフォード『フィエスタ』をベースとした、コンパクト・クロスオーバーの『フュージョン』をベンチマークにしていたという。

スイフトで一定の評価を集めたスズキのハンドリングは、後に発売された『スイフトスポーツ』でさらに一段高いレベルに達していたが、SX4はさらにその上を行く秀逸なハンドリングを見せてくれる。(つづく)

《岡島裕二》

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