親子2人乗りのバイク転倒、トラックにはねられて父死亡

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7月27日夜、岐阜県土岐市内の中央自動車道上り線で、2人乗りのオートバイが転倒し、運転者と同乗者が後続の大型トラック2台にはねられるなどして死傷する事故が起きた。現場には照明設備が無く、トラック側からの発見が遅れたことが事故につながったとみられている。

岐阜県警・高速隊によると、事故が起きたのは7月27日の午後8時20分ごろ。土岐市泉町河合付近の中央自動車道上り線で、走行中の2人乗り大型オートバイがバランスを崩して転倒。運転していた38歳の男性と、同乗していた7歳の女児が路上に投げ出された。この直後、後続の大型トラックが転倒していたバイクに気づかず、減速しないまま進行。男性は2台にはねられて即死。女児は全身打撲の重傷を負っている。

現場は片側2車線。左カーブの登り坂であることに加え、照明設備は一切無いことから、見通しは非常に悪い区間だった。2台の大型トラックは前方で発生した事故に気づくことなく、進行。異音に気づいて停車した後、ようやく事故を起こしていたことに気づいたという。

2005年の改正道交法施行により、自動2輪の免許取得後3年間が経過すれば高速道路での2人乗り走行が可能となるが、死亡していた男性はこれをクリアした有資格者だった。岐阜県内で同法の施行以後、高速道路での2人乗りバイクが関係する死亡事故は今回が初めて。

《石田真一》

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