ヤナセ、石油販売事業を売却

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ヤナセは1日、子会社のヤナセ石油販売の石油事業を、伊藤忠エネクス(東京都目黒区)と、同社の子会社、小倉興産エネルギー(福岡県北九州市)の2社に譲渡することで基本合意したと発表した。ヤナセは自動車事業に経営資源を集中しており、石油販売事業の売却もこの一環。

同社は94年にヤナセ石油販売を設立し、石油販売事業に参入。直営3カ所、販売店61カ所の合計64カ所の給油所を持っている。売上高は200億円。中期経営計画「テイクオフプラン」では、事業の選択と集中を掲げており、石油販売事業も売却の対象とした。事業譲渡契約と事業譲渡は9月に行う予定。

伊藤忠エネクスは、ヤナセの事業譲渡を受けることで、石油事業の拡大につなげる。小倉興産エネルギーも、地域での事業強化のほか、首都圏での販売強化を図る。

《編集部》

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