ヤマハの梶川社長「品質問題、我が社も苦戦」

自動車 ビジネス 企業動向
ヤマハの梶川社長「品質問題、我が社も苦戦」
ヤマハの梶川社長「品質問題、我が社も苦戦」 全 1 枚 拡大写真

ヤマハ発動機の梶川社長は、1日に行われた2006年12月期中間決算の会見で品質問題に触れ、「我が社も苦戦しており、なかなかクレームが予定どおり減っていない状況が続いている」と語った。

このところ、自動車のリコール件数が急増しており、品質問題が自動車業界にとって大きな課題となっている。リコール放置問題でお客様品質保証部長ら3人が書類送検されたトヨタ自動車では、それより先に「品質保証本部」担当役員を豊田章男副社長を含めた2人体制として品質管理の強化に乗り出していた。

「毎回毎回、品質非常事態宣言とか、いろいろな号令をかけながらやってきたんですが、基本的には上流、開発プロセスで質が上がってこないと、なかなか難しい。現在、海外を含めて、開発プロセスを重点的に改革をやっているところです」と梶川社長。

日本の自動車メーカーは品質がいいということで、これまで世界的に発展をしてきたが、最近になって韓国自動車の品質が急速に上がってきており、ある調査では日本車より上という評価も出ている。ここは、梶川社長の言うとおり、源までさかのぼって改革する必要があるのかもしれない。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る