トヨタ自動車の鈴木武専務は4日、東京で行った第1四半期決算発表の席上、リコール対策の強化など品質に関する今期の費用について「高水準の設備投資に品質対策の費用も計上しており、増加することはない」と述べた。
今期のコストアップ要因にはならないとの見解を示したものだ。同時に品質問題については「全社を挙げて早期発見と未然防止に努めたい」と強調した。
一方、不具合放置の疑いがもたれているリコール問題が、国内販売に与える影響については「大きな影響は見られない」(立花貞司専務)という。ただ、販売会社にはユーザーから心配する声が寄せられているとし「心配いただかないよう努めたい」(同)と述べた。