フォードモーターではクルーズコントロールシステムに発火の恐れがあるとして、SUVなど120万台以上をリコールすると発表した。
このクルーズコントロールの問題についてはこれまでも乗用車などに同様のリコールが実施されており、今回のものを含めると総リコール台数はなんと670万台となる。
今回追加リコールとなったのは、1994年から2002年モデルのフォード「F250」、「F350」、「F450」、「F550」の『Fシリーズ・スーパーデューティ』ピックアップ、2000年から2002年モデルの『エクスカ−ション』、1994年から1996年モデルの『エコノライン』バン、1995年から2002年モデルの『E450』バン、1998年モデル『エクスプローラー』、マーキュリー『マウンテニア』。
この追加リコールが発表されたのは、2日にフォードが第2四半期の赤字が2億5400万ドルに上った、と修正発表した直後のこと。これは当初の赤字発表額の2倍近い数字である。またフォードではリンカーンを含むラグジュアリーブランドグループが今年黒字となる見込みを発表していたが、2日にこれも赤字見込みと修正された。
NHTSAではクルーズコントロールに絡むフォードのリコールは今回が最終となるとしている。しかしフォードが掲げる「ウェイ・フォワード」の改革はなかなか進まない印象だ。