【インプレ'05】松下宏 レクサス『IS』 欧州車と比肩する動力性能をもちつつも…

試乗記 国産車
【インプレ'05】松下宏 レクサス『IS』 欧州車と比肩する動力性能をもちつつも…
【インプレ'05】松下宏 レクサス『IS』 欧州車と比肩する動力性能をもちつつも… 全 1 枚 拡大写真

『IS』350に搭載されるV6・3.5リッターエンジンの動力性能は相当なもの。300psを超えるパワーは世界の同クラスのエンジンを見渡しても最高水準にあるものだ。2類のポートを持つ直噴エンジンのよさが端的に動力性能に表れている。

IS350は車両重量も1600kgに達しているが、そんな重さをまったく感じさせずにボディを軽々と引っ張っていく。文字通り胸のすく加速感が味わえる。比較的短いホイールベースのため、回頭性にも優れており、ワインディングなどを走るのが本当に楽しいセダンである。

欲をいえばステアリングのフィールやブレーキの効き味などにもう一段のリニアリティが欲しいところ。競合車となるBMW『3シリーズ』などは、こうしたシャシー性能で高いレベルに達しており、真っ向から勝負するとISにとって荷が重いと感じさせる部分がある。価格差も含めれば魅力は逆転するくらいだが、性能でも素直に上回って欲しい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆

松下 宏| 自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る