【インプレ'05】河村康彦 レクサス『IS』 21世紀基準のプレミアムスポーツセダン

試乗記 国産車
【インプレ'05】河村康彦 レクサス『IS』 21世紀基準のプレミアムスポーツセダン
【インプレ'05】河村康彦 レクサス『IS』 21世紀基準のプレミアムスポーツセダン 全 1 枚 拡大写真

『GS』よりも小振りで軽いぶん、走りのテイストは全般に軽快。とくにどこから踏んでも強力な最新の3.5リッターユニットを積む『IS』350の走りは、豪快な加速と人車一体感の強いハンドリングの感覚からまさに「世界屈指の“プレミアムスポーツセダン”」と呼ぶのがふさわしい印象。

17インチ・シューズを履くモデルであれば、ばね下の動きもなかなか軽やかでしなやかさも優秀。これで、現状ではタイヤの踏み込み音ばかりが目立つノイズのコントロールがもう少し上手くなれば、快適性全般はさらに向上するはずなのに。

ドアミラーの妙な大きさがちょっと気になるが、それを除けば運転視界がとても広くてスッキリしているのも爽快なドライブフィールの一助になっている。

いっぽうで、かくも“ドライバーズカー”としてのキャラクターを強調しようとする割り切りのパッケージングのため居住空間は総じてタイト。大人4人に不足はないが、それでもボディサイズ比からしても全般に「ちょっと狭め」な印象。トランクルームの容量も小さめのデザイン。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆

河村康彦|モータージャーナリスト
1985年よりフリーランス活動を開始。自動車専門誌を中心に健筆を振るっているモータージャーナリスト。愛猫家なのに猫アレルギーが発症し、このところ辛い毎日……

《河村康彦》

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