検問突破で死亡事故、男を危険運転罪で起訴

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静岡県浜松市内の市道で、飲酒検問を振り切って逃走中に赤信号を無視して交差点に進入し、出会い頭衝突の事故を起こして3人を死傷させた35歳の男について、検察庁・静岡地検浜松支部は21日、この男を危険運転致死傷などの罪で起訴した。

問題の事故は7月30日未明に発生した。浜松市佐藤3丁目付近の市道交差点に赤信号を無視した乗用車が100km/h近い猛スピードで進入。交差道路を青信号に従って進行してきた32歳男性が運転する乗用車と出会い頭に衝突した。双方のクルマは大破。

青信号に従って進入したクルマの助手席に同乗していた25歳の女性が死亡、運転していた男性と、後部座席に同乗していた39歳の男性が胸部骨折などの重傷を負った。赤信号を無視したクルマを運転していた男も軽傷を負っている。

その後の調べで、赤信号を無視したクルマは飲酒検問を突破したとして、静岡県警・浜松中央署のパトカーから追跡を受けていたことが判明。このクルマを運転していたとして逮捕された35歳の男は酒気帯び状態で、飲酒運転の発覚を恐れて逃げたことも捜査によって明らかになった。

このため検察では「パトカーを振り切る目的で著しく加速した」と判断。飲酒運転の事実も合わせれば危険運転罪相当として、危険運転致死傷や道路交通法違反の罪で起訴した。

《石田真一》

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