朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2006年9月5日付
●タクシー値上げへ、原油高、2月にも一部地域で(読売・1面)
●環境配慮トラック・バス、都が早期生産販売要請、4社と国に(読売・30面)
●レクサスF1級エンジン、スポーツ車投入、トヨタ(朝日・13面)
●新社長:ブリヂストン・荒川詔四氏、国際通「原則を大切に」(朝日・13面)
●フォード会長、CEO譲る可能性も、ゴーン氏を「有能」と評価(毎日・8面)
●都市対抗野球、きょう決勝 日産(横須賀市)×TDK(にほか市)(毎日・16面)
●こちら特報部:飲酒運転事故なぜなくならない(東京・24面)
●日本エンタープライズ、トヨタから運営受託、コンテンツ収集も担当(日経・17面)
ひとくちコメント
米フォードモーターのフォード会長兼最高経営責任者(CEO)は、再建にふさわしい才能(人物)がいれば「CEOのポストを任せる」との考えを示したという。米『ニューズウィーク』誌のインタビューで述べたもので、同誌のウェブサイトに掲載されたほか、共同、ロイターなどが配信、きょうの毎日も取り上げている。
それによると、「大切なのは会社を正しい方向に導くこと」(ニューズウィーク)として、自身はいつまでもCEOのポストにこだわらない意向を示唆したという。
また、フォード氏がラブコールを送ったとみられる日産ルノーのCEO、カルロス・ゴーン氏については「非常に有能なエグゼクティブ」(同)と高く評価したという。なお日産ルノーは、GMからの提案で3社提携を検討中。フォードとの提携、あるいはゴーン氏のフォード入りといった話は、GMとの提携が整わずに終わってからとなる。
ゴーン氏もここまでほめたたえられれば、男冥利につきる。それが“ほめ殺し”にならなければいいのだが……。