デートに遅刻しそうだから信号無視

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今年6月、滋賀県長浜市内の国道8号で赤信号無視と速度超過を原因とする事故を起こし、3人を死傷させたとして危険運転致死傷や毒劇物取締法違反などの罪に問われた31歳の男に対する初公判が8日、大津地裁で開かれた。被告は起訴事実を認めている。

問題の事故は6月18日朝に発生した。長浜市加田町付近の国道8号で、赤信号を無視して交差点に進入してきた乗用車が、青信号に従って交差点に進入してきた46歳の男性が運転する乗用車の側面に衝突した。衝突側のクルマは弾みで向きを変え、道路を自転車で横断していた69歳の女性に衝突。さらに信号待ちをしていた軽自動車に衝突し、ようやく停止した。この事故で乗用車を運転していた男性が死亡、2人が軽傷を負った。

クルマを運転していた31歳の男は業務上過失致死傷容疑で逮捕されたが、事故が起きた交差点に80km/h以上の高速度で進入したことや、事故直前にシンナーを吸引していたことが判明。検察では危険運転致死傷罪に切り替えて起訴していた。

8日に大津地裁で行われた初公判で被告は起訴事実を認めている。検察側は冒頭陳述で「被告は女性と会う約束があったが、待ち合わせの時間に遅れそうになっていたために事故直前から無謀な運転を行っていた」と指摘。直前の交差点でも信号待ちの車列を対向車線側から追い抜き、赤信号を無視して進入していたという目撃証言があったことを明らかにしている。

《石田真一》

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