日産SKYプロジェクト 10月から神奈川県でITS実証実験

自動車 テクノロジー ITS

日産自動車は15日、神奈川県でのITS実証実験である「SKYプロジェクト」を10月から開始すると発表した。同日、横浜市でメディア関係者に実験の内容をデモンストレーションした。

同プロジェクトの実験は、日産のカーテレマティクス「カーウイングス」会員の一般車両やタクシーの参加により、神奈川県警などの協力を得て実施する。

横浜市内の交差点2カ所などを実験場とし、(1)出合頭の事故低減を目的にした注意喚起の情報提供、(2)スクールゾーンなどでの速度超過時の情報提供、(3)渋滞解消のためのプローブ(フローティング)情報による経路誘導---の3項目を実験する。

インフラは既存の光ビーコンを利用し、車両はナビゲーションのソフトを変更することで参加できるようにした。実験は2007年末まで行い、最終的にはカーウイングス会員1万台、タクシーは数百台から1000台の参加を見込んでいる。

日産の篠原稔常務は、SKYプロジェクトの展開について、「今回の実証実験を元に08年からは政府の実証実験にも協力し、2010年以降の実用化につなげたい」と述べた。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. サーキットも通勤路も楽しくなる! スポーツタイヤの“リニアな気持ち良さ”を体感せよ~カスタムHOW TO~
  5. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る