コスモ石油は、経済産業省から、高圧ガス保安法に基づいて、千葉製油所の完成検査にかかる認定及び保安検査認定の取り消しなどの行政処分を受けたと発表した。
コスモ石油は、千葉製油所で発生した爆発・火災事故で、同省の原子力安全・保安院に提出した報告書で事故隠しが発覚した。これを受けて高圧ガス保安法違反として行政処分を決定した。
処分内容」は、千葉製油所の完成検査と保安検査の認定取り消し以外にも、四日市製油所の完成検査の取り消し、堺製油所の完成検査の取り消し、坂出製油所の完成検査の取り消し。
また、同社では、事故隠しの発覚後、再度、関係書類を確認した結果、無許可工事に該当する事案が新たに5件発覚し、同省原子力安全・保安院に報告した。
同社では、「処分を厳粛に受け止めるとともに、法令遵守や企業の社会的責任が厳しく問われる中での不祥事について改めてお詫びします」としている。