福祉車両が路外逸脱して対向車と正面衝突

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18日夜、大分県日田市内の国道212号で、対向車線側に逸脱した軽ワゴン車と、順走していた乗用車が正面衝突する事故が起きた。逸脱側のルマを運転していた男性は腹部を強打。収容先の病院で約5時間後に死亡している。

大分県警・日田署によると、事故が起きたのは18日の午後7時ごろ。日田市三和付近の国道212号で、対向車線側に逸脱してきた軽ワゴン車と、順走していた乗用車が正面衝突した。軽ワゴン車は衝突によって大破。運転していた70歳の男性は近くの病院に収容されたが、腹部を強打しており、事故から約5時間後に死亡している。

現場は片側1車線で、見通しの良い直線区間。軽ワゴン車を運転していた男性は脳疾患によって右半身に障害があり、左手などで操作可能な身障者用の改造を施したクルマに乗っていた。クルマは斜行するように対向車線側に進出しており、警察では死亡した男性がハンドル操作を誤った可能性が高いとみている。

なお、身障者用の制御改造を加えたクルマが事故を起こした例は少なく、警察ではメーカーの関係者から制御方法などについて事情を聞きたいとしている。

《石田真一》

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