ホンダ ディーゼル 新開発…NOx触媒がブレークスルー

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ホンダ ディーゼル 新開発…NOx触媒がブレークスルー
ホンダ ディーゼル 新開発…NOx触媒がブレークスルー 全 2 枚 拡大写真

ホンダが25日発表した新型ディーゼルエンジンのNOx(窒素酸化物)触媒は、ディーゼル普及の障壁であるNOxを大幅に削減する一大ブレークスルー技術となる。ホンダはこの触媒のシステム全体や材料などについて国内外に特許出願した。

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開発担当者によると、この触媒の開発は2003年に着手したという。下層と上層の2層構造になっている触媒のうち、NOxを一時吸着する下層部にはプラチナが含まれているが、その量はガソリンエンジン用の「3元触媒」と同程度とされ、コスト面でも競争力は確保できるという。

走行中は短時間、燃料を濃いめにしたリッチバーン運転を行うため、現状での燃費は同社の2.2リットルディーゼルに比べ「4−5%低下している」という。商品化までの今後3年間で、燃費や騒音面の改善に取り組む。

また、最初に投入する米国では軽油のセタン価(ガソリンのオクタン価に相当)は40から57程度とバラつきが大きい。このため「幅広いセタン価に対応する燃焼制御も課題」(白石基厚専務)に挙げている。

《池原照雄》

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