トラシンダがGM株取得に意欲

自動車 ビジネス 企業動向

投資家カーク・カーコリアン氏(89)が率いるトラシンダ社が、GM株を最大で1200万株購入する用意があることを明らかにした。すでにGM株の9.9%、5600万株を所有するトラシンダ社だが、実現すれば持ち株は12%を超えることになる。

カーコリアン氏はGMとルノー/日産の提携に積極的な立場で、今回の両社首脳の会談のセッティングにも活躍したと言われている。株式買い足しは提携が実現することを前提にしたものだ。

両社の話し合いは物別れに終わった、とメディアでは報道されているが、カーコリアン氏は「今後も提携に向けてサポート体制を取る」と提携の実現にこだわっている。

しかし経済アナリストからは、「提携話がなくなるとGM株がさらに値下がりする可能性があり、カーコリアン氏が先手を打ってGM株の下落を食い止めようとしている」と見方も出ている。

GMのリック・ワゴナー会長はカルロス・ゴーン氏との会見の後で「GMは自分の力だけで充分に再建できる」とコメントしており、米国内では提携はないとの見方が多数を占めている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
  2. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  3. 歴代タイプRがホットウィールで復活!9月発売の「プレミアムコレクターセット」が熱い、マテル80周年記念セットも登場だPR
  4. トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
  5. 日産『フェアレディZ』の「レトロな仕様」に注目…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る