開催中のパリモーターショー(一般公開:9月30日−10月15日)では、アルファロメオが限定生産する『8Cコンペティツィオーネ』(8C Competizione)の、その量産型がワールドプレミアを飾った。8Cコンペティツィオーネのデザインは、2003年のフランクフルトモーターショーでコンセプトモデルとして発表されたもの。
車名の「8C」は、1930−40年代にビットリオ・ヤーノが設計した8気筒エンジン搭載車につけられたいたコード名。そして、「コンペティツィオーネ」は、1950年に開かれたレース、ミッレミリアにおいて、ファンジオとザナルディが、ハンドルを握ったスポーツクーペ 『6C 2500 コンペティツィオーネ』にちなむ。8Cコンペティツィオーネは、アルファロメオのスポーツカーの伝統を受け継いだ正統な後継車といえる。
8Cコンペティツィオーネは、カーボンファイバー製の2シーター。サイズは全長4278mm、車幅1900mm、車高1250mm。 4.7リットルV90度8気筒エンジンを搭載。最高出力は450bhp/7000rpm、最大トルクは470Nm/4750rpm。最高速度は300km/h以上で、0-100km/h加速は4.5秒。